Mac OSXで便利な機能の1つが、Time Machineと呼ばれるバックアップの仕組み。
外付けディスクか、Time Capsuleをバックアップ先とするのだが、手持ちのサーバに取りたいというのはよくある話。ググれば山のようにヒットする。
それと同時に、最新版であるLionだとバックアップできないという話も。
Lionからは、バックアップ先のサーバに求められる機能が増えており、サポートしていないから失敗するのだと。Mostly iPhone hacking: Lion, Time Machine and AFP feature bits.にあるように、この新機能を使わないライブラリに差し替えてバックアップするという技もあるけど、サーバ側でサポートするにこしたことはない。
netatalk 2.2.0 beta3以降なら大丈夫らしい(NetatalkのLion関連速報1,2) 認証ダメ / Time Machineダメ:HAT blog)。幸い、FreeBSDのportsは2.2.0になっているので、portsから入れてしまうことにする。
NetatalkとAvahiを使ってFreeBSDマシンをTime Capsuleとして使う - mteramotoの日記にある通り進めるが、adisk.serviceのファイルは不要だった。逆に、あるとエラーになってしまう。General discussion of Netatalkにあるように、既に登録してあるのにもう1回登録しようとするのだ。
Time Machineではバックアップ先のディスクをmDNS(bonjour)で探すので、Avahiがちゃんと設定できているかを確認するのが先に必要。TildesoftのBonjour Browserを使うと、mDNSでアナウンスしているリソースを参照できるので、Avahiの設定を確認するのに便利。自分の環境では、/usr/local/etc/avahi/avahi-daemon.confにuse-ipv6=yes
が必要だった。
ここまでやれば、Time Machineでバックアップ先を選ぶ際、サーバのディスクが見えるはず。
勢いで、Snow Leopardを動かしているマシンのバックアップ先も同じように作ってしまった。