さて、無事に設定が終わってIPv6のトンネルが掘れると、/var/log/message に pppd
のメッセージが出てきて、Local LL addressやremote LL addressが表示される。
しかし、すぐに埋まってしまうことがある。定期的にどこかのサイトにping6して、
エラーになったらl2tpをstop&startさせればいいのだが、あまりにも頻繁だと
使い物にならない。
取り敢えずは掘れることから、必要なportが塞がれているということはないで
あろう。となると、ルータのNATテーブルの消去時間が要因の1つとして考えられる。
l2tpはUDPとしてルータのNAT処理を潜り抜けるのだが、一定時間使われていないと、
NATテーブルからエントリが消えてしまう。消える前にデータを流せばいいわけで、
l2tpd.conf の lac-pppd-opts にある lcp-echo-interval の値を適当に小さくして
やればよい。