Evernoteの移行先:Joplinを試してみた

2025/06/28

Evernote Joplin

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EvernoteからJoplinへ

Evernote。値上げするわ使いにくくなるわで、開発がヨーロッパに移ってから微妙な感じ。年間契約ではなく月払いにして移行先を探しているけど、Joplinを試してみた。


Evernoteのエクスポートはevernote-backupで

移行のためには、まずはEvernoteのノートのエクスポート。一度にエクスポートできるノートの数に制限があるため、「Evernote Legacyを使う」と言っているブログがあるが、情報が古い。Evernote Legacyではログインできなくなっているので、使えないのだ。

ノートブック単位でエクスポートするには、ノートの数に制限がない。ちょっと手間だけど、ノートブック単位でエクスポートするのが一番簡単だろう。

ただ、ノートブックがたくさんある場合、この方法はしんどい。evernote-backup というPythonで書かれたバックアップツールを使えば、ノート全てを一度にエクスポートできる。Pythonを使うことに抵抗がない人には、おすすめ。

JoplinでインポートするときのコツとRenderer process goneへの対処

Joplinへインポートするときは、インポートメニューでENEX形式を選ぶ。ファイル単位かDirectory単位か、MarkdownかHTMLかで4つほどメニューがある。

evernote-backupはノートブック単位でファイルを作るため、Directory単位を選べば一気にインポートできる。
MarkdownかHTMLかは、どうやらMarkdownだとノートのレイアウトが崩れることがあるらしい。HTMLが無難そう。

通常ならこれでインポートできるのだが、「PDFを貼り付けたノートが大量にある」「PDFのページ数が多い/レイアウトが複雑」といった場合は、注意、というか、コツがいる。そのままインポートすると、「Renderer process gone」というエラーが出ることが多い。

エラーが出ても「セーフモードで再開」すればよいのだが、何度も頻繁に出るようだと対応に時間が取られる。少し設定を変えて順番に進めることで、発生頻度を大幅に下げることができた。
それは
  1. 「同期」「OCR」を無効にしてインポートを行う。
  2. インポートが終わってから「同期」を有効にし、同期が終わるまで待つ。
  3. (使用頻度の低いPCがあれば、そっちもで「同期」を有効にしてノートをダウンロードする)
  4. OCRを有効にする。
という手順。

Geminiに聞いたところ、OCRの処理が重くなることがあり、「Renderer process gone」というエラーの原因にもなるとのこと。

手順1でまずはインポートを終わらせ、手順2で同期を行う。

手順3は、OCRの処理を他のマシンでやる場合の話。処理結果は同期されるという仕様なので、こういったことができる。
これを行う場合、同期の設定で「添付ファイルのダウンロードの動作」を「いつも」にしておく必要がある。ダウンロードされていない添付ファイルは、OCRの処理対象にならないので、この設定は重要。

手順4で、OCRの処理を開始させる。とにかくCPUを使う処理なので、「Chromeなど他のアプリは終了させる」「ノートPCなら電源を繋いでフルパワーで処理させる」といった準備をしておいた方がいい。

ここまでやっても「Renderer process gone」のエラーは出てしまうが、アプリを再起動させれば処理を続けてくれる。

処理の進捗はログファイルで確認

OCR処理や同期処理は、ログファイルに記録されている。
  • Windows: %USERPROFILE%\.config\joplin-desktop\log.txt
  • Mac: $HOME/.config/joplin-desktop/log.txt
処理時刻が書かれているので、進捗状況を確認することができる。

PDFがプレビューで表示されないのはOCR処理が終わっていないから?

Geminiの回答はそうだった。確かに、一部のページ数の少ないPDFはプレビューで表示されている。OCR処理はまだ動いているので、これは後日再度確認する。

同期はDropbox

Joplinのノートの同期方法は複数あるが、共同作業を行えるのはJoplin Cloudだけのよう。ここは、「個人で使うから共同作業は不要」と割り切ることにした。

Joplin CloudやDropbox、OneDriveについては、設定ウィザードがある。これからから選ぶとしたら、Dropboxかな。OneDriveは、(Joplinではないけど)ファイルの同期に時間がかかるという声を聞くし。

Dropboxは、有料版ならパスワード管理ツールなども使える。無料版だとPCやスマホの台数に制限があり、自分の場合はその制限に引っかかってしまった。

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