コードを書いたら、最終的にはリリースするわけで。
Ship It! ソフトウェアプロジェクト 成功のための達人式ガイドブック。
良いコードはどう書くのか?
で書いたこととダブるところも多いが、リリースできるようなコードにしない限りリリースできないので、当然と言えば当然。
CVS - Open Source Version ControlやApache Subversion、今ならGit - Fast Version Control SystemといったSCMや、CruiseControl HomeやWelcome to Jenkins CI! | Jenkins CIといった継続的なビルドを行うツール、テストの自動化、バグトラッキングシステム(BTS)と、ツールの話も出てくるが、上位レイヤーの話、例えば、次から次へとくるリクエストへの対応の仕方や、チームとしての進め方といったものもちゃんと取り上げている。
全部やろうといろいろ手をつけてしまうと、結局何も身に付かないという結果になりがち。1つ1つできることから手をつけて、習慣にしてしまうことが重要。
個人的には、まだ何も手をつけていないというのであれば、SCMからだと思う。Tracだと、Subversionと連携しているBTSなので、Subversionに慣れてきたら少しずつBTSの部分を使うようにしていけばいいし。セットアップがちょっと面倒という印象があるけど。
(BTSを使っていなくても)次はビルドの自動化。で、テストコードを書くようにして、ビルドのプロセスに組み込むと。
チーム全員でやることはない。やり方を変えることに抵抗する人も当然いるわけで、そういう人を説得する暇があったら、まずは自分で試して自分がいい思いをするということに力を注ぐべき。必要ないと思っている人は、強制しない限りやらないだろうし、強制したことは長続きしないから。